骨盤・背骨が歪む4つの悪い座り方と座る姿勢の治し方!

骨盤・背骨に悪い座り方のアイキャッチ画像

背骨や骨盤が歪む悪い座り方をリセットして体調を取り戻そう!

4つの悪い座り方は、横座り・とんび座り・あぐら座り・足を組んで座る、といった座り方になります。このような座り方は、日常よく見かける座り方で、自分では悪い姿勢をしている自覚がないのが特徴です。でも、こういった座り方が習慣化すると、体に変な癖がついて背骨や骨盤が歪んでしまいます。

背骨や骨盤が歪むと、肩こりや腰痛、さらに疲労が溜まりやすい、内臓機能の低下、冷え性、頭痛、膝痛、顎関節痛など、さまざまな体の不調が出てきます。

もし、これをご覧になっている人の中で、すでに調子の悪いところがある人は、この際座り方をリセットしてみてはいかがでしょうか?

4つの悪い座り方の特徴

悪い座り方には、横座り・とんび座り・あぐら座り・足を組んで座るの4つの座り方があることは先ほども書きましたが、それぞれの座り方には特徴があるので見ていきましょう。

それでは、まず横座りから見てみましょう。

横座り

横座りは正座を崩したような座り方で、女性に多く見られる座り方です。床や畳の上だけでなく、椅子やソファーの上で横座りする人もいます。

横座りを後ろから見ると。正座しているときに比べて、骨盤や背骨が歪みやすい座り方であることが一目瞭然です。

2枚の写真を比べてみましょう。上が横座りの後ろ姿、下が正座です。

後ろからみた横座りの写真
後ろから見た横座り

後ろからみた正座の写真
正座姿勢の後ろ姿

横座りは余程背骨の動きが柔らかい人でない限り、いつも決まった側で横座りするのが特徴です。いつも同じ側で横座りする人は、一度反対側でも横座りしてみるとわかるのですが、反対側では横座りしづらいと思います。

いつも決まった側で横座りすることで、背骨と骨盤が歪み、股関節や膝にもよくありません。それじゃ、時間を決めて左右交代して横座りを続ければいいようにも思うのですがこれも実はダメなんです。

というのも横座りはそもそも骨盤が傾く座り方だからです。骨盤が傾くというのは、横座りはどちらか片方に足を出して座ります。右側に足を出す人だと左の坐骨に体重がかかり、右の坐骨には体重がさほどかかりません。

左に足を出す横座りだと、坐骨にかかる体重も反対の右坐骨にかかります。これは自分でも確認できるので横座りしているとき左右の坐骨を触ってみるといいと思います。

坐骨を確認してみると、足を出している側と反対の坐骨に体重がかかっていることがわかりますよね!

片側の坐骨に体重がかかっているのは、骨盤が傾いている証拠なのです。

横座りの治し方

横座りが習慣になっていると、知らない間に横座りをしているということも!これを防ぐには、座るときに坐骨を意識することがおすすめなんです。

坐骨を意識するというのは、座ったときに左右の坐骨に体重が均等に乗っていることを意識するということです。なんだか難しそうですが、実際にやってみるとそんなに難しいことはないので試してみましょう。

どちらかの坐骨に体重が偏ることがないように気を配ることで横座りを少しずつやめることができるはずです。

横座りは坐骨にかかる体重を意識すると治せる!

横座りをやめてしまうと、他の座り方も覚えておく必要がありますが、他の座り方については後ほど紹介したいと思います。

とんび座り(ぺたんこ座り・テレビ肢位)

次は、とんび座り(鳶座り)ですが、この座り方にはさまざまな名前が付けられています。例えばおばあちゃん座り・海外ではテレビ肢位とも言われます。

テレビ肢位というのは、子供がテレビに夢中になるときによく見られる姿勢であることからこのように呼ばれています。

ぺたんこ座りというのは、この座り方の特徴でもある、お尻を地べたにぺたんと付けて座るところからこのように言われています。

とんび座りは子供~大人までのとくに若い女性(女の子)に見られる座り方です。

とんび座りには、両方のつま先を外側に向けるタイプと、内側に向けるタイプがあります。

この座り方を続けると、骨盤や背骨だけでなく膝から下の足の歪みを起こすことが知られています。普通、膝のお皿とつま先が向く方向は同じですが、小さい頃からこの座り方をしていると、膝の向いている方向とつま先が外側か内側に向く変形が起こります。

下の画像のように、膝のお皿は正面を向いていますが、つま先は外側を向いていますよね。これはとんび座り(つま先を外側に向けて座るタイプ)を続けることで起こると言われています。

脛骨外捻

参考本:運動器疾患の評価/DAVID.J.MAGEE著から引用

特に子供の骨格は柔らかいので、悪い座り方が癖になりやすく変形も起こしやすいので、見かけたら正しい座り方に直してあげるといいと思います。

とんび座り(ぺたんこ座り・テレビ肢位)の治し方

この座り方を治すには、座る場所を変えてみるといいでしょう。とんび座りをしてしまう環境を変えてしまうということが大切です。

また、幼児から小学生のお子さんの場合には、お父さんとお母さんが正しい座り方を教えてあげることも忘れずに。

子供のとんび座りは足を変形させるので注意!

あぐら座り(胡坐)

あぐら座りは、畳や床で座るときによくされる座り方の一つです。あぐら座りは、股関節の柔軟性を高めるので良いとされる一方、長くこの座り方でいると腰骨が丸くなり、腰の猫背になってしまいます。

これは、骨盤の位置が低いために起こるもので、腰骨だけでなく首にも負担がかかりやすく首痛や頭痛の原因にもなります。

あぐら座り(胡坐)の治し方

あぐら座りは、座り方を治すというより、ちょっとした工夫をすることで良い座り方になります。

まずは骨盤位置を少しあげるために、お尻の下に厚めのクッションなどを敷いてみます。これで骨盤位置が高くなって、腰骨を伸ばして座ることができるはずです。

注意しないといけないのは、クッションにはお尻だけが乗るようにすることです。

あぐら座りをするときは、お尻にクッションを置くことを忘れないようにしましょう。

あぐら座りについては、基本の座り方のところで詳しく説明していますので是非ご覧くださいね。
骨盤を立てる基本の座り方|椅子と畳や床に座るときの骨盤の立て方

足を組む座り方(足組み座り)

足を組む座り方は、男性女性に関わらずよく見かける座り方ですよね。テレビでも足を組んで座る人たちをよく見かけます。

この座り方は、椅子に座ったときにする姿勢で、右足か左足をもう片方の足の上に乗せる座り方です。左右どちらかに足を組む習慣がつきやすくなります。

普通は上に組んだ足のほうに背骨が傾きます。でも、それだけではありません。足を組むということは、腰骨を真っ直ぐに伸ばした状態ではできないからです。

試してみるとわかることですが、良い姿勢では足を組めません。足を組むには腰骨を丸めるほうが組みやすいのです。

足を組むということは、左右に背骨が歪むのと同時に、猫背もつくりやすい座り方といえるわけです。

その他、足組み座りは股関節も不安定にさせるのでよくありません。

足を組む座り方(足組み座り)の治し方

足組み座りは、習慣になりやすい座り方なのでやめるのも一苦労かもしれません。

足組みをやめようとしても、どうしても足を組みたくなってきますよね。このようなときはやせ我慢せずに一度足を組んでみましょう。すると気分もスッキリします。ただし、足を組むのは1分だけと決めておきます。

このようにすると、足を組む時間を少しずつ減らしていくことができ、最後には足を組まなくなるのです。

どうしても足を組みたくなったら、1分だけ足を組んでみる!

座り方のバリエーションを増やす!

悪い座り方をやめても座ることをやめるわけにはいけませんよね。そのために他の座り方も試してみましょう。

他の座り方には、椅子に座る、長座、正座、三角座りなどがあります。

長座とは、地べたで足を前に伸ばす座り方です。この座り方をするときには、お尻の下に座布団かクッションを入れると楽に座ることができます。

正座は、長時間するとシビレが切れるので、あまり長い時間はできませんが、背筋が伸びるので良い座り方になります。また、膝の悪い人も正座はできません。正座用の椅子も販売されているので上手に使ってみるのもいいかもしれませんよね。

三角座りは、体育座りとも言いますが、やはりお尻の下に座布団かクッションを入れると楽に座ることができますし、お尻も痛くないので試してみましょう。

悪い座り方を避けて、なるべく骨盤と背骨に優しい座り方をすることが大切です。しかし、長く座り続けるということは、骨盤を座面に押し付けている時間が長くなることなので、骨盤を開放させるつもりで、途中で立つ、歩く、足踏みなどを取り入れることがおすすめです。

同じ姿勢で長く座り続けることは、血液の循環も悪くなり体への負担も大きいということも忘れないようにしましょう。

なんとなく良くない座り方

悪い座り方には微妙なものがあるのでここでご紹介したいと思います。

  • 椅子で片足をもう片方の足の太ももの下に挟む
  • 椅子で片足を曲げて足底を椅子の座面に載せている
  • 椅子の上で三角座りをしている
  • 床や畳で正座で片側だけの足が外側に崩している

以上がなんとなく良くない姿勢でしたが、これらの座り方を習慣にしている人はできるだけやめましょう。

座り方のQ&A

Q:悪い座り方は絶対にしてはいけないの?

A:そもそも、悪い座り方をしている人が圧倒的に多いと思うのですが、これらの悪い座り方は絶対にしてはいけないかというとそうでもありません。

実は悪い座り方もちょっとだけなら問題はありません。むしろ問題なのは悪い姿勢が習慣化してしまうことなのです。

例えば「椅子に座ると足を組まずにはいられない」といったような場合、明らかに悪い姿勢が習慣化しているので、これでは良い姿勢づくりの妨げになるだけです。あくまでも息抜き程度に悪い座り方はしてもいいのですが、それが習慣化しないようにすることが大切です。

それでは、どうしても悪い姿勢をしたくなったらどうするかというと。そのときは約1分ほど悪い座り方をするのです。たった1分間ですが不思議と満足できます。一度試してください。

悪い座り方を避けることで、正しい座り方が習慣化しやすくなるので、できるだけ良い座り方を習慣化していきたいものです。でも、どうしても悪い座り方がしたいときにはちょっとだけしてみるのも悪くはありません。

はじめから完璧にするよりも、少しずつ体に慣らしていくほうが良い座り方も習慣化されやすいものです。