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手首が痛い人に役立つ図解でわかる症状と原因

手首の痛み

手首が痛い原因と症状についてまとめてみました。
手首は、肩から腕の関節のなかでも特によく動かす関節で、肩や肘の動きと合わさることでより複雑な動きができます。

そのため繰り返し痛みが起こりやすい関節でもあります。手首の痛みを繰り返さないためにも原因をみつけて使い方を改善することが大切です。

次に、原因をいくつかあげてみました。思い当たるところがないかチェックしてみましょう。

手首が痛くなる原因

重いものを持つ

  • 通勤で重いカバンを持っている
  • 仕事で重量物を持つことが多い
  • 小さいお子さんを抱っこすることが多い
  • 買物をしたときに重いものをよく運ぶ
  • 旅行カバンを持った
  • 引越し作業をしたり家の片付けなど

指先をよく使う仕事

  • 美容師の方や指先をよく使う仕事
  • パソコンやマウス操作が多い人

手首に負担のある動作やケガ

  • 床を手で拭く作業
  • 農作業
  • その他手首に負担のかかる仕事
  • 転倒して手首を強くついた
  • 交通事故

手首の痛みと症状と原因

腱鞘炎

腱鞘炎は、手首の痛みの原因のなかでも代表的なものです。腱鞘炎の起こるメカニズムは腱鞘が何らかの原因で厚くなったり硬くなったりして、腱鞘の中を通っている腱と腱鞘がこすれ合い、炎症が起こって痛みや腫れがあらわれる症状です。腱鞘炎は手首だけに限らずからだのさまざまなところでも起こります。

腱と腱鞘の仕組み

カイロプラクティックと腱鞘炎イメージ図腱は周囲を滑液包と呼ばれる袋状の膜で囲まれています。

滑液包の中には潤滑液の役割をしている滑液が入っていて腱がスムーズに動けるように助けています。滑液には腱に栄養を与えるという重要な役割もあります。この滑液包のことを滑膜性腱鞘(かつまくせいけんしょう)ともいいます。

そして指にある腱鞘を靭帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)といい、腱が浮き上がらないようにとめる役割をしています。

この腱鞘が厚くなり内部を圧迫すると腱もスムースに動けなくなって腱鞘炎の原因になります。さらに腱鞘が厚くなることで周囲を圧迫して痛みやしびれを起こします。★

ドケルバン腱鞘炎(狭窄性腱鞘炎=きょうさくせいけんしょうえん)

手首の痛みの原因のなかでも腱鞘炎は代表的なものでした。その手首の腱鞘炎で最もよくみかけるのがドケルバン腱鞘炎です。手首の親指側に痛みや腫れを起こします。親指を広げる動作や曲げ伸ばしすると痛みが生じます。

自分でできるドケルバン腱鞘炎のテスト

ドケルバン腱鞘炎の整形外科法テストにはフィンケルスタインテストがあります。

フィンケルシュタインテスト
フィンケルシュタインテスト
図3の赤線の部分が痛みます。やり方は親指を他の指で包み込み、手首を小指側に倒すようにします。
※ご自分でテストするときは無理をしないように痛みが強い場合にはやめておきましょう。

このような人はドケルバン腱鞘炎かも!

  • 親指を動かすと痛む
  • 手首の親指側の痛み
  • 親指の付け根が腫れることがある
  • 瓶のフタをあける動作ができない

ドケルバン腱鞘炎になりやすい人

  • 妊娠、産後や更年期の女性に多い
  • 手の使いすぎやスポーツをする人
  • 指をよく使う仕事の人

医師推薦の河内長野市のカイロプラクティック

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

手根管とは豆状骨と舟状骨の間を走る横手根靭帯(図1)、有鉤骨、月状骨、舟状骨、三角骨に囲まれた狭いスペースのことです。その中を深指屈筋と浅指屈筋、長母指屈筋、正中神経が通っています。

手根管症候群はこの正中神経が、ただでさえ窮屈な手根管の中で何らかの原因で圧迫されることで起こります。

自分でできる手根管のテスト

手根管症候群の整形外科テスト法はティネル徴候とファレンテストがあります。
手根管症候群_ティネル徴候_コタキカイロプラクティックセンター手関節のティネル徴候
手のひらの付け根を打腱器で軽く叩くことで、小指を除く部分にしびれるような痛みがでる。※ご自分でテストするときは無理をしないように痛みが強い場合にはやめておきましょう。

手根管症候群_ファレンテスト_コタキカイロプラクティックセンターファレンテスト
Bの写真のように手首を曲げた状態を1分間続けることで小指を除く指のどこかにしびれるような痛みが出たら手根管症候群の可能性があります。※ご自分でテストするときは無理をしないように痛みが強い場合にはやめておきましょう。

手根管症候群になりやすい人

40歳~60歳くらいの女性に多く見られます。また妊娠後期の女性にも多く、男性では手作業の多い仕事の人にみられます。

手根管症候群の症状

はじめのうちは深夜の手のしびれ感や親指から薬指にかけて知覚異常がおこる。症状は中指からはじまることが多く、手を振ったり手指を動かすことで軽くなります。

徐々に日中でもしびれ感や知覚異常が続くようになり、ひどくなると親指の付け根の母指球(Aの写真のピンクの丸の部分)の筋肉が痩せてきます。

豆状骨下滑液包炎(とうじょうこつかつえきほうえん)

小指側の豆状骨が机などに触ると痛みますが、手首を動かしても痛みはでません。パソコンでキーボードを長く打つとき、手首の小指側の豆状骨を支点にしていることで起こりやすくなります。

よく似た症状に尺側手根屈筋腱炎(しゃくそくしゅこんくっきんけんえん)がありますが、こちらの場合は手首を動かすと痛みがでます。

豆状骨下滑液包炎になりやすい人

・パソコンでの入力作業の多い人
・マッサージ師の人

原因

豆状骨に圧迫する力がかかりすぎることで起こります。

対策

パソコンのキーボードを打つときに力を入れない。また、肩や腕の力を抜く。キーボードを打つときに手首の下にクッションを入れる。

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体)

フォアハンドとTFCC損傷イメージ腱鞘炎と間違われやすいのがTFCC損傷です。痛む箇所は手首の小指側です。

手首の小指側にある靭帯や関節円板から作られる部分が主に外傷やスポーツ障害によっておこります。手首を捻って着地したり、テニス、バドミントン、野球、バレーボールなど繰返し手首を使うスポーツをする方によくみられます。

TFCCとは三角線維軟骨複合体のことです。
役割は手首の小指側にかかる衝撃から手首を守っています。
以下の靭帯などから構成されています。

  • 尺骨月状骨靭帯
  • 尺骨三角骨靭帯
  • 背側橈尺靭帯
  • 掌側橈尺靭帯
  • 関節円板
  • 三角靱帯

下記の項目から2つ以上当てはまる人はTFCC損傷かも!

  • 手首を捻って着地したあと小指側が痛む
  • ラケットスポーツをしていて小指側がいつも痛む
  • 前腕を回旋させると轢音(クラッキング)というポキポキと音が鳴ることがある

TFCC損傷になりやすい人

テニス・バドミントン・バレーボール・野球をする人に多く見られます。
※TFCC損傷の診断は、病院でのX線検査でもわからないようですので、MRI検査が必要です。

橈骨遠位端骨折

手のひらをついて転倒したとき、自転車やバイクで転倒したときに起きる骨折です。また、閉経後の女性で骨粗鬆症の人も骨がもろくなっているため、そんなに強くついていなくても骨折することがあります。

骨折すると短時間のうちに腫れ上がってきます。骨折は病院での治療が必要です。

ケガや骨折は?

ケガや交通事故で強く手首を捻ったり、手をついた場合には骨折している場合があるかもしれないので病院での検査が必要です。

手首にできたコブ

ガングリオン

手首の関節上にコブのようなものができたが痛むわけでもない。これはガングリオンであることが多いです。ガングリオンは関節包や腱鞘とつながっていて、関節包や腱鞘の潤滑液である滑液が入り込んでいるため中にはゼリー状の液体が入っています。

ガングリオンのできる原因は、まだハッキリわかっていませんが、手首をよく使うことで大きくなることがあります。また、ガングリオンが手根管の中にできた場合には手首に痛みやシビレが起こることもあります。

ガングリオンは良性のものがほとんどですが、心配な場合には病院で一度調べてもらいましょう。

ガングリオンができやすい場所

手のひらのガングリオン手背のガングリオン
図の場所以外にもガングリオンができることがあります。また、カラダのいろいろな場所にできます。

ガングリオンができやすい人

・女性の発症が男性よりも3倍多い
・若い女性に多い
・小児から老人まで幅広い年齢にできる

マウス腱鞘炎

最近はパソコンやマウスの操作時に起こる腱鞘炎にかかる人が増えています。マウス操作で起こる腱鞘炎にマウス腱鞘炎があります。マウスを長時間使うことで起こりやすくなり、マウスを使う姿勢や腕の使い方にも関係しています。

マウス腱鞘炎の原因

・パソコンの画面が体の正面にきていない
・毎日長時間パソコンを使っている
・無理な態勢でパソコンに入力している
・パソコンまでの距離が遠い
・パソコンを使うときの姿勢が悪い

対策

・パソコンの画面がカラダの正面にくるようにします。
・パソコンまでの距離を適正にします。(肘から先が机にのるようにする)
・休みをとりながらする。ストレッチも取り入れる。
・姿勢を正す

キーパンチャー病(職業性頸肩腕障害)

キーパンチャー病とイラスト筋肉疲労の蓄積で、首・肩・腕を中心に、痛みやしびれ、倦怠感、その他いろいろな症状が起こってきます。キーパンチャー病は一種の職業病とされていて、パソコン病(VDT症候群)の一つです。

VDT症候群=パソコンのディスプレイなどを使った作業を長時間した結果おこってくるカラダと心の不調の病気です。

キーパンチャー病になりやすい人

・プログラマー
・スーパーのレジ担当の人
・パソコンを長時間使う人

原因

同じ姿勢で繰り返しの作業を長時間することで、筋肉に疲労が蓄積し起こってきます。作業の負担だけでなく姿勢の悪さも大きく関係しています。また精神的なストレスも関係していると言われています。

キーパンチャー病は、自分の腕の筋力を超える作業をしたというよりは、腕の位置を同じ姿勢に保ちながら長時間作業を続けたことでも起こります。

スーパーでレジ担当の人は、レジで入力する作業以外に、重たい物を持つ、動かす動作で、自分の筋力を超える作業をすることで頸肩腕症候群になるケースもみられます。★

自分でできる手首の痛みのセルフケア

冷やせばいいの?それとも温めるほうがいい?

急性の痛みや腫れにはアイシングが良いとされています。慢性の場合には一般的には温めます。

アイシング

ケガなどで手首が急に腫れて熱感があるときは、応急処置でアイシングすることで炎症を抑えることができます。

アイシングすることで血管が収縮し、冷却部周辺に流れる血液の量は減少させ炎症を抑える。また、神経をマヒさせるため痛みを軽減させることができます。

痛みが軽くなることで筋スパズムという筋肉の硬直を防ぎ、痛みが強くなることを防いでくれます。

アイシング方法
アイシングには氷のうがが適しています。専用の氷のうがない場合でもご自宅にあるスーパーでもらってくるビニール袋を2枚重ね(2重にすることでもし破れても大丈夫)して、水と氷を入れます(あまり氷を多くすると患部に密着させにくいので氷3:7水くらいが良いでしょう)。袋の中の空気は抜いておきます。こうしておくと患部に密着させやすいと思います。

保冷剤を使う場合は、冷凍庫から出してスグは表面に霜がおりていると思います。この状態で使うと凍傷を起こしますのでしばらく置いてからタオルにくるんで使いましょう。

冷やす時間は冷やす場所と人によってもかわります。目安は患部の感覚がなくなるくらいでやめましょう。連続で30分は冷やさないようにします。

温める方法

  • カイロで温める
  • 温浴する
  • 手袋などで保護する

同じ場所に長時間カイロを当てていると気が付かないうちに低温やけどすることもあるで注意しましょう。

手関節と手首の動く範囲

手根管症候群と手根骨手首に近い方は親指側から舟状骨、月状骨、三角骨、豆状骨。

指先に近い方は親指側から大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨です。

手首の一般的な可動域

  • 屈曲70°~90° (手のひらの方に曲げる動作)
  • 伸展70° (手の甲に向かって曲げる動作)
  • 橈屈20° (親指の方に曲げる動作)
  • 尺屈30° (小指の方に曲げる動作)

(可動域は平均的な数値です。可動域には個人差があります。)

手首の痛みとカイロプラクティック

手首の歪みの簡単チェック方法

左右の手を前に伸ばして下の4つのポーズをしてください。

  • 手のひらの方にゆっくりと曲げてみる
  • 手の甲の方にゆっくりと曲げてみる
  • 手首を親指の方向にゆっくり曲げてみる
  • 手首を小指の方向にゆっくり曲げてみる

4つのポーズをしたとき、手首の曲がり方に左右差があるようだと歪みの可能性があります。
ただ、曲がりにくい方に歪みがあるかというとそうでもありません。どちらかに圧迫感のような違和感が伴うほうに歪みがあることが多いようです。

手首の関節の動きに左右差があって、手首の痛みがよく起きる側の手首には、やはり歪みの問題が多くみられますので、ひとつの目安としてくださいね。

体の歪みについてはこちらで詳しく説明していますので是非ご覧ください。体の歪みとは
※手首の動きは肩や肘の動きと連動しているので、手首だけの動きでは判定しづらいケースもあります。

腱鞘炎が治りづらい方、繰返して腱鞘炎になる方

手首の動きに関わる前腕の筋肉の異常な緊張があると腱鞘炎が起こりやすくなります。カイロプラクティックの関節の矯正と同時に筋肉の調整を行うことで痛みが軽くなり、繰返していた症状が改善します。★

骨折や捻挫が治ったあとしっくりしない方

手首には手根骨とそれをつないでいる靭帯と関節円板などがあることは今まで説明しました。これらは手首にかかる力を吸収して衝撃を和らげる役割をしています。

ケガなどで激しい力がかかると、その衝撃が吸収できなくなり、捻挫や骨折を起こします。また、スポーツで激しく繰返し使うことも靭帯や関節に大きな負荷がかかります。

外傷による骨折や捻挫は病院で治療して完治といわれた後でもスッキリ以前のように戻らないことがあります。ケガなどする前に比べ痛みが残っていたり、関節の動きが違ったりすることがあります。

カイロプラクティックはいわゆるリハビリ運動ではなく、関節を矯正することで機能の回復をおこなうことを目的にしています。

ケガで崩れたカラダのバランスを治すことができるのはカイロプラクティックの最大の特長です。骨折や捻挫は治ったけどまだしっくりいかない症状にカイロプラクティックをおすすめします。

カイロプラクティックと手首の痛みについてはこちらのページも是非ご覧ください。
手首の痛みでお悩みの方へ

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手首の痛み 写真

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